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This content is taken from the Keio University's online course, 古書から読み解く日本の文化: 和本の世界. Join the course to learn more.

Skip to 0 minutes and 3 secondsHere I will discuss the use of illustrations in scrolls. Some of the first books to make their way into Japan contained pictures. We do not have an exact date, but the earliest extant illustrated scroll in Japan dates from the 8th century and it is a Buddhist text. For centuries afterwards, the scroll remained the only format to be illustrated. What you see here are some examples of illustrated scrolls. This item here was originally part of an ancient scroll dating from the 13th century; a section of what would have been a long roll of paper was cut and mounted on a hanging scroll (kakejiku). Illustrated scrolls are called emaki (picture scrolls).

Skip to 1 minute and 16 secondsThis one here is one of the oldest emaki in Keio University’s collection. The production of illustrated scrolls continued for centuries, through the Heian, Kamakura, and Edo periods. This one here is a 17th century example. These two are parts of the same text. This is what they look like on the outside, but if we go to the section with illustrations, we see that there is a portion of text followed by a painting, and then another portion of text in alternating order, which is the typical structure of these works.

Skip to 2 minutes and 13 secondsThe older 13th century example and these 17th century ones are approximately the same height, slightly over 30 cm, which is the most common size for picture scrolls although larger and smaller ones were also made. This one here, you can see that it is approximately half the size of these other examples. This kind of items began to appear in the 15th or 16th centuries. This is what this example looks like; you can see that there is a painting after a section of text. Because they are half the size of a standard scroll and because the pictures in them are smaller they are called koe (small pictures) or koemaki (small picture scrolls).

Skip to 3 minutes and 38 secondsThus illustrated scrolls come in essentially two sizes, a larger one and a smaller one, but please remember that the smaller format began to be used much later than the larger one.

巻子装と挿絵の関係

絵や図が入った書物は、前近代の日本でとても人気がありました。その起源は8世紀にまで遡ることができます。 ここでは、佐々木教授が「絵巻」を紹介します。 絵巻の起源やサイズ、それらがどのように作られたか、そして誰のために作られたかを説明します。

まずは以下の記事を読んでから、佐々木教授が例を挙げて詳しく説明します。

図と絵

書物は文字ばかりではなく、絵や図も保存する道具です。厳密な定義ではありませんが、ここでは仮に物事を説明するために欠かすことが出来ないものを図(それが中心的な存在)、文字だけで理解できるものに補助的に加えられているものを絵(補助的な存在)ということにして説明していきたいと思います。この2つを区別して考えないと本質が理解しがたいからです。また「挿絵」もこの場合の絵と同意だとお考え下さい。文字がなく絵だけのものも存在していますが、ストーリー性のあるものは、本文は別に作られた可能性もあり、やはり絵と呼ぶこととし、ストーリーのないものは図であると考えておきたいと思います。

絵入り本のはじまり(8世紀ごろ)

絵入り本が何時ごろ中国から伝わったのかははっきりしませんが、日本の書物史のかなり早い段階で伝わっていたことは明らかです。現在日本で製作された最も古い絵入り本として知られているのは、輪廻転生を繰り返した釈迦のその都度の伝記を記した『過去現在因果経(かこげんざいいんがきょう)』(図1)と呼ばれる経典の一種です。8世紀に製作されたものが現存しています。巻子装の上半分に絵があり、下半分に本文が書き入れられるという形式 を有しており、やはり中国の敦煌(とんこう)で発見されたものに同形式の経典がありますので、8世紀以前に中国より伝来した形式であると思われます。経典ではあるものの、巻子装に絵が保存されたものとして注目できるものであり、日本の絵入り本の歴史はここに始まると考えられています。

Einga kyo , Nara National Museum, 図1. 奈良国立博物館本(上品蓮台寺本断簡)

絵巻の形式

平安時代になると、絵入りの巻子装本つまり絵巻が数多く製作されました。現存するものは12世紀以降のものですが、仏教的な内容のものだけではなく、有名な『源氏物語絵巻』の様に作り物語の絵巻まで存在しています。これらの現存する文字の本文を有する絵巻は、本文の一区切りに続いてその内容を絵画化した挿絵が入り、また本文が続くという、『過去現在因果経』とは異なる形式になっています。この形式は人気を得て、続く鎌倉時代・南北朝時代はもとより、室町時代・江戸時代までと、息長く多くの作品が製作されています。このように絵巻は日本の絵入り本の代表的な存在であると言えるのです。

絵巻の大きさ

絵巻の大きさは様々ですが、高さ32cm前後のものが基本的な大きさで、室町時代の15世紀以降には、その半分程度の16㎝前後の「小絵(こえ)」と呼ばれる小型のものも目立つようになります。

fragment 図2. 北野天神縁起絵巻 断簡
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ビデオの冒頭でもご紹介している上の写真は、北野天神縁起絵巻断簡で、13, 4世紀頃のものです。掛軸に仕立てる際に上下を少し切っていると考えられますが、高さが30cmあります。

次は室町時代16世紀頃の絵巻『あゐそめ川』(図3)で、高さは28㎝とやや小さめのものです。

Aizomegawa 図3. 『あゐそめ川』 高さ28cm
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続いて『ともなが』は17世紀のもので(図4)、高さは32.4cmあります。

Tomonaga 図4. 『ともなが』 高さ32.4 cm
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小絵の例を見てみますと、この16世紀末から17世紀初め頃の『鳥歌合画巻〈雀の発心〉』(図5)は、やや大きめで高さが18.2cmあります。

Tori uta-awase emaki 図5. 『鳥歌合画巻〈雀の発心〉』 高さ 18.2 cm
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こちら『やひやうゑねすみ』(図6)は17世紀初め頃のもので、高さは16.2cmです。

Yahyōe nezumi 図 6. 『やひやうゑねすみ』高さ 16.2cm
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室町時代の小絵には高貴な身分の子どもや女性のために作られたことが確認できるものがあり、扱いやすくすることも製作された目的であったことが判ります。

ビデオで紹介された資料・書籍

Books on the table

3. 花鳥風月 2. 竹取物語 1. 北野天神縁起絵巻

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古書から読み解く日本の文化: 和本の世界

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