「食と農」の博物館へのフィールドトリップ

それでは、他の大学ミュージアムにも訪れてみましょう！私たちは慶應義塾大学を飛び出し、特色のある大学ミュージアムの1つ、東京農業大学「食と農」の博物館にやってきました。ビデオで館内の様子をご覧ください！

東京農業大学「食と農」の博物館

東京農業大学は1891年に設立された農学を専門とする大学です。2004年、大学創立110年を記念して「食と農」の博物館を開館しました。ビデオで見てきた通り、農業機械・機具や標本、生体展示、酒と文化といった、農学研究に関する多様な資料が展示されています。

大学と博物館の距離の近さを活かした博物館活動が行われています。企画展示では、大学のキャンパスや各学部・学科の活動紹介、所属教員の最新研究、社会実装の成果などを展示し、大学の研究を一般に開く場となっています。また、授業や研究調査への所蔵品の貸し出しなど、教員や学生の教育・研究活動の支援も行っているそうです。

学芸員の西嶋さんは、大学博物館を地域コミュニティに開くことを意識した場であるとして、その名の由来を話します。

西嶋さん：

「「食と農」の博物館は、（館名に）「食」と農業の「農」の字を使っています。特に食べることに関しては、我々の生活にも常にかかわりのあることですので、「食と農」で一見曖昧ではあるんですけれども、さまざまな切り口での展示の展開ができる名前になっております。」

バイオリウム

バイオリウムを運営する今木 明さん：

「こういう研究材料のものを間近で見るということはなかなかないと思います。無料開放しておりますので、近所の子供達がよくやってきますし、お猿さん（原類猿のレムール類）が赤ちゃんを産めば毎日成長を見に来る方々もいらっしゃったり、都会の中にあっては珍しい博物館及び植物館だと思います。」

卒業生やパートナーとのつながりから生まれた銘酒紹介コーナー

松丸 禎二さん：

「「コマーシャルボックス」は、蔵元にとっては広告・PRの場に、博物館にとっては展示運用のための収入源になっています。博物館内の施設を利用して、試飲会や販売会にも蔵元に利用していただいております。私たちとしては卒業生を応援したいという気持ちがありますし、大学への帰属意識を持ってくださる蔵元にとっても母校でのプレゼンスを高める機会になり、双方にとってWinWinになる関係を作っています。」

まとめ

最後に館長の木村さんとの対話を見てみましょう。大学の研究室棟「サイエンスポート」に展示されている別のコレクションも紹介します。コレクションごとの展示の違いを見てみましょう。

^{映像は字幕つきで視聴できます。字幕を表示するには、ビデオプレーヤー内の字幕のアイコンにカーソルを合わせ、言語を選択してください。また、ここで「字幕オフ」を選択することもできます。}