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OBLの拡がり

様々な形で利用が広がるオブジェクト・ベースド・ラーニングの可能性について学びましょう。
OBLは大学の枠組みをこえて拡がっています。このステップでは、OBLのもつ可能性についてディスカッションします。

本間:
前のステップでは、KeMCoでのObject-based learningの実践についてご紹介したんですけれども、そのObject-based learningが活発に展開されているイギリスとかオーストラリアとかそういった地域の大学では、大学みたいな枠組みを飛び出してウェルビーイングみたいな領域でObject-based learningが展開しているというふうにも聞きます。また、OBLを実践している教員が授業の一環として、地域のコミュニティアーカイヴ構築にかかわっているというような事例もあるようです。
(いくつかの例を「See also」のセクションで紹介しているので、そちらもご覧ください。)

そうするとOBLは日常の営みであるとか、コミュニティといったような領域と親和性が高いとか、そういったことがあるんでしょうか。

Homma

渡部:
そうですね。Object-based learningの方向性というのは、そもそも参加者主体、ラーナー主体のものなので、ウェルビーイングと非常にマッチしやすいと言っていいと思います。与えられるのではなくて、自発的に自分発のモノの見方、そういうものを引き出すというのが、潜在的にOBLが持っている方向性ということになります。

Watanabe

ですから、地域のコレクションの活性化のワークショップなどに非常に向いているのではないでしょうか。何となくあるものについて作業をするのではなくて、自分のこととして考える機会になるといえます。最初から誰か講師が説明するより、自分が取り組んだことによって、すごく自分のものになるという大きな意味を持ちます。

コミュニティのコレクションの構築とかにとっては、それが非常に大きな意義があるといえると思います。

本間:
そうするとOBLはコレクションとのかかわりを掴むきっかけというか、鍵みたいな風に考えてもいいんですかね。そうすると1度きっかけができると、その作品だけではなくて、その他の作品に対しても関わりしろみたいなものを見つけていくことができるし、一度のワークショップの中だけではなくて、ワークショップの外の日常の中でコレクションとのかかわりっていうのを継続していくことができる。そういうものなんじゃないかなと感じました。

This article is from the free online

大学ミュージアムにおける創造的「空き地」の実践:コレクション・マネジメントへの新しいアプローチ

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