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導入

Welcome to the course from Professor Dilip Nathwani

このビデオでは、ディリップ・ナスワニ教授が皆さんを講座にお迎えします。 現役の感染症医である、ナスワニ教授は、抗菌薬適正使用支援に特に関心を持っています。スコットランドの国家抗菌薬適正使用支援プログラムを指揮し、この分野の世界的指導者として知られています。

この講座は、英国抗菌化学療法学会およびダンディー大学と共同で開発されました。

薬剤耐性 (AMR) はいまや世界的な問題です。

AMRによって多くの命が失われています。薬剤耐性(AMR)の悪影響は、すでに世界中で現れています。薬剤耐性菌感染症は、現在、欧州と米国だけで毎年5万人以上の命を奪っているとされていますが、それ以外に何十万人もの人々が世界のその他の地域で亡くなっています。

オニール (O’Neill) の薬剤耐性レビュー (Review on Antimicrobial Resistance) (2014) に次の問題が要約されています。

世界的な問題であるAMR: AMRのパターンに関して、世界的に著しい違いがあります。国によって、経験する主な問題が異なることがよくあります。しかし、いくつかの健康問題とは対照的に、AMRは、収入レベルによらず、あらゆる国に関わる問題です。

限られた治療の選択肢: 現代の資金の豊富な医療制度では、二次治療や三次治療へのアクセスを得ることは、必ずしも問題とはならないかもしれませんが、耐性菌に起因する患者の致死率は、治療費と同様、著しく高いものとなります。欧州の一部で、集中治療室、血液科、移植科に入院する患者に、汎耐性菌感染症がますます多く見られるのは、有効な治療法がないことを意味します。

世界的消費の増加: ヒトの医療における抗生物質の世界全体の消費量は、2000年から2010年にかけて40%近く増加しましたが、この数字には、一部の国での使用の減少と、その他の国での急激な増加のパターンが隠れています。

過剰使用と誤用が悪影響につながる: 抗菌薬の使用は、たとえ適切で控え目なものであったとしても、薬剤耐性の発現に寄与し、広範囲の不必要な使用や過度の使用が、それをさらに悪化させます。私たちは、慎重な処方を推進する必要があります。

オニールのレポートを詳しくご覧いただきたいと思います。ページ下のリンクをクリックしてお読みください。

この講座の対象者

この講座は、抗菌薬適正使用支援プログラムと感染予防・管理実践の提供と計画に携わる臨床医と医療従事者、公衆衛生疫学者、指導者または政策立案者、公的パートナー、およびこの分野について学びたいすべての人を対象としています。

抗菌薬適正使用支援は、エビデンスに基づくさまざまな介入を通じて、患者の安全と転帰を最適化し、薬剤耐性による悪影響、クロストリジウム・ディフィシルや毒性を低減するために、抗菌薬の処方実践の改善を目指します。このオンライン講座は、医療従事者やその他の人々が、抗菌薬適正使用支援について学び、それを実践するのに役立つ、ユニークな機会を提供します。可能な場合は、「ローカルチーム」がこの講座を同時に受講することをお勧めします。そうすることで、地域の実践コミュニティを発展させるのに役立つだけではなく、学習をあなた方自身の環境に合わせることができます。

Health Education Englandは、そのレベル1技能のeラーニング講座「薬剤耐性の低減」を補完するものとして、この講座を受講することを推奨しています。

次に2週目以降に学ぶ内容についてご紹介します:

2週目は、抗菌薬適正使用支援とは何であるか、なぜそれが非常に重要なのか、誰が関与するのかについて、詳しく見てゆき、これがあなた方自身の実践と現場にどのように関係し、どのように適用できるのか、考察してもらいます。

3週目は、抗生物質使用の測定の役割と、処方を改善するためにそれらを活用する方法に焦点を移します。実践例をご紹介しますので、ご自身の分野で処方を改善するためのアイデアを思いつき、展開してください。

4週目は、診断の役割と、臨床的決定を行う際の不確実性に対処し、最適な抗菌薬の処方をサポートためにそれらを活用する方法を検討します。

行動変革は抗菌薬適正使用支援を成功させるための鍵。5週目は、文化と背景にまつわる問題と、その改善への影響のエビデンスについて考察します。自身の環境における抗菌薬の処方に、このエビデンスをどう適用できるか検討してもらいます。

抗菌薬適正使用支援の原則を適用して、すぐに結果を出す。6週目は、自身の領域ですぐに結果を出せる目標を考案・開発・実施するためのインスピレーションを与える、環境の異なる2つの例を紹介します。

このオンライン講座を通じた学習は、社会的活動です。ディスカッションのステップを活用して、アイデアやコメントを共有し、議論してください。

同僚と会話をし、この重要なトピックに対する彼らの関心を刺激することで、あなた方の地域で「実践コミュニティ」を発展させ、抗菌薬適正使用支援の優れた実践を広めましょう。

講座の活動に参加し、世界中の学習仲間たちと経験を共有し、議論に参加することから、最も多くの重要なことを習得できるはずです。

いくつの講座を修了したか、進捗状況のページで見ることができます。

皆さんからのご意見は私たちにとって貴重です。講座に関して何かご提案がございましたら、コメント欄を使用してお知らせください。技術的な問題については、各ページの右下にある灰色の「サポート」アイコンを使用してください。

FutureLearnの使用方法が分からない場合は、このページ下のリンクをクリックしてください。

講座をアップグレードして特典を利用しましょう。

この講座をアップグレードすることで、以下の追加の特典が得られます:

講座への無制限アクセス: FutureLearn上に存在する限り、講座に無制限にアクセスできますので、自分のペースで進めてください。

試験へのアクセス: 講座の試験にアクセスするための教材をマスターする必要があります。

成績証明書: 学習成果を証明できるよう、資格を得た時点で成績証明書をお送りします。

詳細を知る

This article is from the free online

抗菌薬適正使用と薬剤耐性管理

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