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抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

This article provides detail on AMS teams in Japan.
© Unsplash photo by Luis Mendelez
日本では、2012年より感染防止対策加算に算定が可能になり、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の4職種から構成されるICTが感染防止対策活動のみならず抗菌薬適正使用の推進活動も実施するようになりました。

効果的なASP運用のためには、感染制御部門のなかにICTとは別にASTを組織する必要があります。

ASTは感染症/感染制御の専門知識を有する医師や薬剤師を中心に、臨床微生物検査技師や感染管理看護師を含むメンバーで構成されることが望ましく、ICTと情報共有などで連携します。

日本では専門資格を有する各職種の人的リソースが必ずしも十分でないことから、ICTメンバーがASTメンバーを兼務することは許容されています。ただしASTメンバーが十分な活動時間を確保できるように勤務体制への配慮が必要であり、そのためにも病院管理者による理解と支援は必須です。感染制御に関する院内規則にASTやその役割を明記し、必要な人員配置や権限の付与、予算措置などを行い、これを全職員へ周知するなどしてASの組織体制づくりを進めていきましょう。

またASTを十分に組織できない施設では、医師や薬剤師に限らず、看護師や臨床検査技師においても、感染症・感染管理に興味と情熱をもつ人材であれば感染管理者として積極的に指名し、感染制御活動を行いながら抗菌薬適正使用のために自施設で何ができるか、まず考えることから第1歩を踏み出すことが望ましいです。 日本政府がワンヘルスアプローチで進める「薬剤耐性対策アクションプラン」では、地域感染症対策ネットワークの構築が重要な課題の一つとなっています。このような地域ネットワークに加わることができれば、感染症専門の医師や薬剤師が施設内に常駐しなくても必要な支援を受けられる可能性があります。 「抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス」日本化学療法学会雑誌 Vol. 65, 2017年5号(9月)p.650~687

© UoD and BSAC
This article is from the free online

抗菌薬適正使用と薬剤耐性管理

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