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Big company labs & development/大企業の研究所と開発

Big company labs & development/大企業の研究所と開発
この記事では、特定の企業を宣伝するのではなく、これまで企業研究に関わってきた人たちの大きな領域への関与の広がりを感じさせることを目的としています。

おそらく最長で、最も権威のある産業研究の努力をしたのはIBMです。リバーシブル・クラシック・コンピューティング、量子テレポーテーション、量子鍵配送、重要な形式の量子誤り訂正と誤り検出の発明あるいは共同発明したCharles Bennettは、キャリアのほとんどすべての期間をT.J. ワトソン研究センターで過ごしました。量子コンピューターにおける非常に重要なガイドラインを策定したDavid DiVincenzoも長年そこに所属していました。 IBMは、本当に初期の量子コンピューティングの実験が行われた場所であり、超伝導システムにおけるリーダーでもあり続けています。 (IBMは実際には超伝導材料で長い歴史を持ち、さまざまな時代にそれらを使用して従来型のコンピュータを構築することを検討してきました。)IBMはプログラミングに視覚的なインターフェースを導入し、誰でも簡単にウェブ上で使える5量子ビットの超伝導システムを作りました。

慶應義塾大学は最近、Keio Quantum Computing Centerを通じIBMのQ Networkに加わり、2つの20量子ビットシステムへのアクセスを提供しています。

Bell研究所(現在はNokiaの子会社)にはPeter ShorとLov Groverが在籍していました。彼らが1990年代に生み出した量子アルゴリズムは世界中で最も有名なものであり続けています。Bell研究所には実験をしている有力なグループもあります。

日本では、NTTが量子ドットの、NECが超伝導の基礎的な研究を数十年間続けていました。その後、彼らは量子情報の分野における産業界での先導的な立場へとなだらかに移行していきました。東芝と日立も長年の研究努力を続けてきました。これらの日本企業は、米国と英国にも研究所を持っています。

従来よりソフトウェアやインターネットサービスに関連してきた企業も、10年以上にわたって量子コンピューティングの研究に携わってきました。マイクロソフトでは2005年以来いくつかの取り組みを行っています。サンタバーバラ内のチームStation Qは、能動的なエラー修正を行わなくても量子情報が無期限に保存されるような物質を構成する方法を研究しています。 Krysta Svore氏が率いるレドモンドのQuArCグループは、量子コンピュータのプログラミングとシミュレート、量子化学やその他のアルゴリズムの研究のためのソフトウェアツールを開発しています。また、D-Waveの査定をし、断熱量子コンピューティングを研究することにも関心があります。

Googleは2013年、NASAと共にD-Waveの初期型を購入し、紙面を賑わせました。彼らは表向きには量子人工知能に取り組むために購入したと述べています。この領域では長年安定した存在感を保っており、その後にはJohn Martinisと彼の研究チームのカリフォルニア大学サンタバーバラ校からの引き抜きもそれに貢献しています。2017年6月、Googleは20量子ビットの超伝導チップをテストしており、年末までに49量子ビットのシステムを構築する予定であると発表しました。

これらの有名な大企業に加えて、重要な役割を果たしてきたものの比較的小さめな技術系企業が何年にもわたってこの分野に貢献しています。これらの企業の多くは米国政府向けに専門のハードウェアを開発しています。1960年代後半にARPANETの最初の実験用にハードウェアを構築したことで有名なBNNという企業は、量子鍵配送(QKD)の最初のテストベッドを構築するためにボストン大学やハーバード大学と連携したり、量子コンピュータのハードウェアの実装に携わってきたりしています。MITREはここ数年間プリンストン大学と連携し取り組んでいます。HRL(最初にレーザーを開発した)は量子ドットにおける大きなプロジェクトを持ち、近年はコンピューティングとコミュニケーティングの両方における製造と忠実度の向上を示す結果を発表しています。

最も最近この分野に参入した主要なプレイヤーとしては、インテルが挙げられます。インテルはシリコンを用いた量子ハードウェアの研究についてオランダのデルフト工科大学と近年提携しています。

中国では、AlibabaとBaiduの2社は成功したインターネットビジネスの会社として有名です。両者は最近、量子コンピューティングに関する取り組みを発表しました。 2018年3月、Alibabaは、11量子ビットの超伝導システムをWeb上で利用可能にすると発表しましたが、2018年秋、まだ公開システムに至っていません。同時に、BaiduはQuantum Computing Instituteの創設を発表しました。 両社は今後数年間に多額の資金を投入する予定です。

この記事の執筆時点では、Intel(TU Delftと協力している)、IBM、Google、いずれもテストを目的とした大型量子コンピュータを所有しています。それぞれ49量子ビット、50量子ビット、72量子ビットです。

© Keio University
This article is from the free online

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