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Summary of Week 4

Summary of Week 4
ここまで、日本における近世(およそ16世紀後半〜19世紀前半)の漢籍受容について駆け足で見てきました。

中世と大きく異なる点は、日本に商業的な出版活動が定着し、漢学者の活動も、それと密接不可分なものになったということです。自分たちが学習・研究のために読む本も刊本が大部分を占めるようになり、またその成果を世に問う著作や注釈書についても、多くの学者は出版を前提にしています。

Step 4.4〜4.7 では、古文辞派の文学の特徴を「演技の文学」ということばで表しました。しかし、日本文学全体を見渡してみると、作者が別の人格を装って作品を作るということが和歌の世界にもありますし、近世文学の主流であった俳諧も、本名とは異なる名(俳号)で作者を表示します。このような伝統があったからこそ、古文辞派の文学は広く流行したのかもしれません。

Step 4.8〜4.10 では、江湖詩社の活動までを述べましたが、幕末から明治にかけて、日本の漢詩はさらに発展していきます。また、漢籍受容についても、明治10年代以降清国との国交が結ばれたことで、人的交流が盛んになり、新たな展開を迎えます。このコースではそこまで述べることが出来ませんでした。

© Keio University
This article is from the free online

古書から読み解く日本の文化: 漢籍の受容

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