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和紙の違い

和紙の違い

これまで、材料による分類、そして製紙の原理を学びました。同じ原理で作られ、一見すると違いがない白い紙でもいろいろな種類があります。

ここからは、その違いを詳しくみていきます。まずビデオで代表的な例をご覧ください。

ビデオで紹介されているキーワード

  • 生紙(きがみ)、生漉き紙(きすきがみ):填料を用いていない紙。
  • 熟紙(じゅくし):生紙に加工を施して、書写適性を向上させた紙。
  • 塋紙(えいし):熟紙の一種。文字を書く部分を硬いものでこすり、書きやすくしたもの。
  • 打紙:熟紙の一種。紙全体を木槌などで叩き、書きやすくしたもの。作り方をステップ1.7で詳しく紹介します。
  • 継ぎ紙:装飾を目的として加工したもの。第3週で詳しく紹介します。
  • 雲母を用いた紙:第3週で詳しく紹介します。

ビデオで紹介されている書物

  • 塋紙の例:万代和歌集、二十巻 文政三年(一八二〇)写 袋綴 三冊
    詳しく見る
  • 打ち紙の例:鶏肋集、江戸前期、写 袋綴 二冊
    詳しく見る

試してみましょう!

ビデオでは「打紙」を紹介していますが、皆さんも、厚い紙を何か硬いもので打ってみましょう。書きやすくなったでしょうか?

This article is from the free online

古書から読み解く日本の文化: 和本を彩る和紙の世界

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